#6_キーワードの選定方法

キーワードの選び方

キーワードの選び方

サイトアフィリエイトの最大の肝であるキーワード選定について解説します。はじめに断っておきますが、キーワード選定方法は1つではありません。
この手法は、私にとっての原理原則的手法とご理解ください。

あえて言っておきますが、この情報は、本来、有料で公開されるべきものであることはまちがいありません。

キーワードって何?

初めに「キーワードって何のこと?」っていうところから説明しますね。
例えば、あなたがダイエットしたいと思っているとします。
で、Google の検索窓に「ダイエット」と打ち込んだとします。このダイエットという単語がネット業界で言うキーワードです。
1語のキーワードをビッグキーワードと言います。
例えば「ダイエット サプリメント」と2語の複合キーワードはミドルキーワード、
「ダイエット サプリメント 1食置き換え」と3語以上の複合キーワードをスモールキーワードと言います。
基本的にはスモールキーワード、できれば4語以上のスモールキーワードで狙って行きます。

避けるべきキーワード

最初に、こんなキーワードは狙わないほうがよいという例を挙げます。
これ、私の失敗例です。自分的には「作りやすい」ってことで勢いでサイトを作りましたが、サイト作成後にリサーチしてみたら「上位表示されるわけないだろっ!時間のムダだった!」て後悔した例です。(本来、「先ずリサーチありき」なんですけどね。やっちまった悪い例です。)
商品は、ホソカワミクロンの「ナノクリスフェア アイラッシュセラム」というまつ毛美容液です。
狙ったキーワードが「ホソカワミクロン まつ毛美容液」でした。大胆にもミドルキーワードを狙ってみましたが、このキーワードで検索してみたら、結果は下図のとおり。

TOP10(広告を除く)は全て、メーカー(広告主),大手ショッピングモール,キュレーションサイトで、アフィリエイトサイトは1つもありません。
TOP10に最低でも3個くらい(つまり30%程度以上)はアフィリエイトサイトが表示されている商品、キーワードでないとダメです。
もちろん、広告主以外のサイトは、単なるまとめサイト,評価サイト,アフィリエイトサイトというのが最高です。

具体的キーワード選定手順

今回アフィリエイトした商品(サービス)は、ファーストスプーンという離乳食・幼児食の宅配サービスです。
LPのURLは https://first-spoon.com/ です。

キーワード調査のきっかけにするキーワード

「ファーストスプーン」のそもそもの意味は、欧米で、赤ちゃんの食べ初めの時期にプレゼントとしてスプーンを贈る慣習のことを言います。

なので、商標名(商品名)「ファーストスプーン」を「狙うキーワード」(以下、Targeting Keywordと記載します)にすると、ファーストスプーンの本来の意味について検索してきたひとが閲覧した場合、すぐに離脱してしまうでしょう。離脱率が高いサイトは、初めのうちは上位表示されていたとしても、検索順位は確実に下がって行きますので「ファーストスプーン」を第1語にする複合キーワードを狙うことは避けました。

今回のキーワード調査のきっかけにするキーワードは、LPの冒頭に記載されている「離乳食 宅配」にしました。「幼児食 宅配」にしない理由は、この時点で幼児食の宅配は開始されていないからです。

データに基づいてキーワードを決める

ここからが当サイトの最大のノウハウ提供になります。
データに基づいてキーワードを選定します。

ラッコキーワード

先ず、ラッコキーワードに登録してください。使うのは、もちろん無料プランです。
なお、無料プランは1日当たりの検索回数に制限があります。

ラッコキーワードの検索窓に「離乳食 宅配」と入力して検索します。

検索結果(データ)が表示されます。
(ちなみに、緑の枠線で囲まれた部分が、一般に「Google Suggest」と呼ばれる、最も多く検索されているキーワードです。)

右上の「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックしてください。

aramakijake_reserch.xlsx に貼り付けます。(Microsoft EXCEL,WPS Office,フリーのOfficeソフトであれば LibreOfficeなどで開くことができます。)


Libre Office

使えそうもない(今回作るサイトのテーマと関連性が低い,LPの内容と関連性が低い)キーワードを除外します。


除外後のデータです。

aramakijake.jpを利用する

各キーワードの月間検索数を aramakijake.jp というサイトで調べます。
uversuggest でもいいのですが、1日当たりの検索数に制限がありますので、aramakijake.jp を利用します。
では、実際にキーワードを入力して調べてみましょう。



結果の数値は Google の数値を使います。
次に各キーワードの競合数を調べます。
Google の検索窓に「離乳食 宅配」と入力します。



約3,320,000件という数値は、全てのWEBサイト上に出現する「離乳食 宅配」という複合キーワードの数を表しています。これは「競合数」と理解していただいてよい数値です。

「ショッピング」を赤枠で囲っていますが、Googleでは、キーワードの検索意図を
Buy Query(購入目的での検索)
Know Query(何らかの情報を詳しく知りたいという目的での検索)
Go Query(行先についての情報を知りたいという目的での検索・・・経路・地図など)
Do Query(何かをするための方法等について知りたいという目的での検索)
に分けています。
この場合、Googleでは「離乳食 宅配」という複合キーワードを “ショッピング”、すなわち購入目的=Buy Queryとみなしているということです。

例えば、Know Queryで検索してきたひとに対して、Buy Queryで検索してきたひとに対しての答えとなる記事を書いてしまったらどうなるでしょう?
検索してきたひとは「このサイト、何か違うんだよな?!」という感覚になって、すぐにサイトを離脱してしまうと思います。
何かちぐはぐですし、結果的にアフィリエイトサイトとしては、非常に効率の悪いサイトを作ることになってしまいます。
また、Googleは、検索意図に対して異なる答えを返しているサイトとみなし、検索エンジンの下位に登録するか、場合によっては登録すらしてくれない可能性が高いです。
※ ちなみに検索エンジンに登録されることを業界用語で「インデックスされる」と言います。

aramakijake.jp で調べた月間検索数と競合数を入力した結果が下表です。

さらに、被検索率を降順に並べ替えたものが下表です。

※ここからが、当サイトの最大の肝になります※
被検索率の数値の大きいもの=競合が少ないキーワードということになります。
・検索Volumeは基本的には多いほどよい
(必ずしも、多いほどよいとは言い切れない場合もあるんです。全くの新製品の場合は、月間平均検索数は、ほぼ “0” ということが多かったりします。)
・Google競合数は100万未満で少ないほどよい
・被検索率は大きいほどよい
ということになります。      
被検索率の目安はありますが、お教えすることはできません(企業秘密です)・・・技量にもよります。数をこなすうちに適正な数値がわかってくると思います。

今回は、下表から「離乳食 宅配 人気」の3語の複合キーワード=スモールキーワードをメインのTargetting Keyword にすることにしました。
黒太文字のキーワードはサブのTargetting Keywordです。

以上の手順でキーワードを選定します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました